2016/04/07

メキシコの麻薬戦争映画『カルテル・ランド』


メキシコの麻薬戦争を題材にした映画作品『カルテル・ランド』
シアター・イメージフォーラム他で5月7日(土)緊急公開決定です!
『ハート・ロッカー』の監督、キャスリン・ビグロー製作総指揮&アカデミー賞ドキュメンタリー部門ノミネート作品、メキシコを深く知りたいきゃコレを観ろって映画です。




ボクが麻薬戦争に興味をもつきっかけはメキシコ独自の民間信仰、
サンタムエルテマルベルデの存在を知ったことからでした。
この2人の神は、貧困や厳しい人生に救いを与えてくれるバリオの天使と呼ばれる善の顔と麻薬取引の成功や敵対する者を滅ぼす悪の顔を持ち合わせています。

最初は都合の良い神さまだな、くらいだったのですが
メキシコに何度も買い付けに行き、真のメキシコに近づくにつれ
ああああ〜そうかぁ、善と悪、両方持ってないとこの国じゃ生きられないのかもと
思うようになりました。



子供の病院代のため強盗をする、これは善なのか悪なのか。
親としての責任感を果たす手段が強盗しか無い。
これが実際にありそうなのがメキシコなんです。

シナロアカルテルの地元、クリアカンで住所だけをたよりにサンタムエルテの
祭壇を探しに行ったらゴールがまあまあなゲットーで真剣ビビりました。

2階の壁が半分崩れ落ち、外から部屋が丸見え、テーブルが置いてあって棚とかも
あったような、、、その部屋から生活臭したが記憶があります。
ここから抜け出すには麻薬カルテルに就職するしかないんだなと納得しました。




映画『カルテル・ランド』にでてくる麻薬カルテルの人達は
メキシコの街にふつうにいそうな兄ちゃん、顔に刺青があったり
格闘家体型でもない。普通の人がカルテルにならざるえない状況がリアルに伝わります。

自警団にボコボコにされるシーンは心が痛みました。
自分の中の善悪がヒックリかえった、「なりたくてカルテルになったんじゃね」
もうボクもカルテルの一員になった気分。



正義感や勇気って一体なんだろう?
何度も鑑賞中に考えさせられました。
そして正義感の暴走はどこの国でも起こりうる事、
その時、冷静でいれるのか。






映画のタイトル『カルテル・ランド』のランドってのが
平和な日本でいるとDランドや健康ランド、読売ランド、
楽しいランドしか浮かんで来ない。メキシコのイメージも同じ。
キラキラ太陽の国、ソンブレロを被ったヒゲのオジさんは、みんな陽気、
タコスがウマくてユルいガイコツが踊ってる、とても楽しそうなランド。


楽しいだけじゃないもうひとつのメキシコ。
麻薬戦争の本当の怖さは、この映画を観なきゃわからないと思います。
是非、映画館に足をはこんでみてください!



nifunifa morimoto
















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