2014/09/09

メキシコの麻薬聖人!マルベルデ胸像




ヘスス・マルベルデは、メキシコ/シナロア州/クリアカン発祥の民間信仰で
1800年代末に実在したといわれていますが、同時代の肖像画、彫刻等は見つかっていません。

現在、私たちが知るマルベルデは1957年に若くしてこの世を去った
シナロア出身の俳優「ペドロ・インファンテ」をもとに創作されたと言われています。



言われてみれば、そんな気もします。

39歳にして名声、金、女、全てのものを手に入れていてほどの成功者で
表面的には幸せの絶頂にいるように見えました。
しかし、実際 は、糖尿病を患い精神的にかなりまいっていました。
自分は不死身であり、自らの若さを皆に見せつけるため、身につけた飛行機の運転が
彼を若すぎる死へと招きます。

映画界で成功を収めたあとも、貧しい時代にお世話になった人たちへの恩は決して忘れず、
困った人がいると聞くと救いの手を差し伸べました。
また、敬虔なカトリック信者でもあり、グアダルーペ寺院にも多数の寄付を行っていた。







ペドロ・インファンテを調べていると
マルベルデの逸話と似ていることに気付きます。

富む者から奪い貧しい者に分け与え
大麻を売ったお金をグアダルーペ寺院に寄付していたマルベルデ。


マルベルデ信仰は、大麻やLSD等が流行った
1960年代後半から70年代にかけて大きな広まりをみせます。
その後、とくに爆発的に広まることはなかったのですが
ここ最近、再びマルベルデがアツくなって来ています。


Narco Cultura – Documentary

メキシコの麻薬組織の実体を描いたドキュメント「ナルコ・カルチュラ」の公開により
ナルコ(麻薬組織)のファッションや信仰(マルベルデ)に憧れをいだくものが現れ、
組織を賞賛する歌、ナルコ・コリードがヒットチャートにランクインします。

ナルコ・コリードとはHIPHOPで言うギャングスタ・ラップのなものです。


アメリカとメキシコ政府の密約により選ばれた土地で生まれた民間信仰の神。
弱きを助け強きを挫く英雄「マルベルデ」nifunifaの激オススメGOODSです!






マルベルデ胸像(大)
上代:¥12960(税込み)
大きさ:H20cm W22cm T12cm
素材:レジン
買付け場所:シナロア州クリアカン




この胸像はマルベルデの聖地クリアカンで買付けました。
顔の作りも非常に良く、そこに幸運の実が埋められているのも
すごく珍しいです。



是非、見に来て下さい。





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